ITmedia NEWS > AI+ >
ITmedia AI+ AI活用のいまが分かる

有能な秘書か、大ぼら吹きか 「ChatGPT」をスプレッドシートで使えるアドオンを試してみた(2/3 ページ)

» 2023年01月27日 19時57分 公開
[斎藤健二ITmedia]

 まず、Googleスプレッドシートの「拡張機能」から「アドオン」−「アドオンを取得」を選択。「ChatGPT in Google Sheets and Docs」を検索したら「インストール」する。

 次に、OpenAIからGPTのAPIキーを取得する。OpenAIのページでアカウントを新規作成し、「API Keys」のページで、「Create new secret key」のボタンを押して新たなAPIキーを作成する。これをコピーして、

 「拡張機能」の「ChatGPT in Google Sheets and Docs」から「Set API Key」を選び、出てきたフォームにAPIキーを貼り付ける。「Check」ボタンを押して「Success」と表示されればOK。

 ちなみにここまでで分かるように、このアドオン「ChatGPT」の名を冠してはいるが、実際に使っているのはGPT-3のAPIだ。ChatGPTはGPT3.5系のアルゴリズムで動いているといわれているが、現在のところはAPIを公開していない。

 そしてGPTのAPIは利用が無料ではない。ChatGPT in Google Sheets and Docsでは、最も高価な「Davinci」モデルをデフォルトとしていて、こちらは1000トークンあたり0.02ドルとなっている。1トークンは1単語だが、日本語の場合、1文字が1トークン以上という計算だ。新規ユーザーには18ドル分の無料クレジットが付与されているので、課金しなくてもけっこうな量を使うことができる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.