1月28日午前4時ごろから約80時間にわたって障害が発生しているKDDIのクラウドサービス「KDDI クラウドプラットフォームサービス」。同社は31日、完全復旧に2週間以上かかる可能性があると明らかにした。
KDDIは現在、故障したストレージからのデータ移行に向け作業中。新規ストレージの構築は済んでおり、今後は(1)故障したストレージ内のデータを読み取り可能な状態で起動する、(2)データを新規ストレージに移行する、(3)新規ストレージ上で仮想サーバを立ち上げる──という手順を復旧を進める。
(1)は2月1日から7日に完了予定。(2)は(1)の完了後、最長6日間かけて行う。(3)は(2)の完了後、順次実施する。(3)の完了により問題が解決する見込みだが、復旧するタイミングはユーザーごとに異なるとしている。
障害は「jp2-east05」ゾーン(リージョンを構成するサーバ群の単位)の一部サーバでストレージが故障したことで発生した。ただし、原因はハードウェアではなくソフトウェアの問題という。
【訂正:2023年1月31日午後4時51分:当初、「最長の場合、完全復旧は2月13日前後になる見通しを発表した」としていましたが、追加の取材により(3)の作業に1日以上時間が掛かる可能性があることが分かりましたので、タイトルと本文を修正しました】
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