2月に値上げするITサービス・ハードウェアまとめ カメラもサブスクもドメイン登録も
2023年も1カ月が過ぎようとしている。年明け以来、賃上げに関する話題が注目を集めている。一方、原因となった物価上昇はまだ続きそうだ。
もちろん、IT業界も例外ではない。本記事ではITmedia NEWSのニュースなどを基に、2月にIT関連製品やサービス・ハードウェアを値上げする7社の情報をまとめる。
SwitchBot値上げ 最大27%
スマートホームデバイスを開発・販売するSWITCHBOT(東京都渋谷区)は、物理スイッチをIoT化できる「SwitchBotボット」など13商品を2月1日に値上げする。
値上げ幅は現行価格から7%~27%。例えばSwitchBotボットは4180円だったところが4480円になる。価格変更の理由は「世界的な半導体不足と原材料価格・原油価格の高騰、物流費の上昇」としている。
Shureのマイク・ヘッドフォンも値上げ
シュア・ジャパンは、2月1日からマイクやヘッドフォン、イヤフォンなどを値上げする。値上げ幅は現行価格から10%~15%程度。いずれもコンシューマー向け製品という。
マイクでは「BETA」シリーズや「SM」シリーズが対象に。ヘッドフォンでは「SRH」シリーズが対象になる。値上げの理由については「昨今の世界的な原材料費の高騰、物流運搬費の上昇、及び歴史的な円安相場などにより、従来の価格を維持することが極めて困難な状況」としている。
ソニーも値上げ テレビ・デジタル一眼など280商品以上
ソニーマーケティングは、テレビやデジタル一眼カメラなど280商品以上を値上げする。平均で現行価格から約14%引き上げる。
カメラは「α7 IV」や「α7S III」といったミラーレス一眼、「RX100 VII」などのデジタルカメラが対象。テレビは「XRJ-48A90K」などのブラビアシリーズなどを値上げする。他にもワイヤレスイヤフォン、ブルーレイディスクレコーダー、サウンドバーなども高くなる。
法人向け商品も値上げ。業務用ディスプレイや業務用カメラ「CineAlta」などの価格を引き上げる。価格変更の背景については「昨今の外部環境の影響を受け、原材料費、製造・物流コストなどが高騰していることを踏まえた」としている。
参考記事:ソニー製品また値上げ ミラーレス一眼やワイヤレスイヤフォンなど280点以上 録画用BDも
お名前.comなど、ドメイン登録・レンタルサーバに「サービス維持費」
GMOインターネットグループは、「お名前.com」「ムームードメイン」などのブランドで提供するドメイン登録サービスやレンタルサーバを値上げする。同月以降の請求分に「サービス維持調整費」を加算。現行の月額料金(税別)から10~20%程度の値上げになる。
加算の時期はサービスごとに異なる。例えばお名前.comのレンタルサーバでは2月1日の請求から10%を加算する。
「昨今の急激な国内電気料金高騰、為替円安進行、世界的な半導体不足などの背景を踏まえ、コスト削減に取り組み、提供価格の維持に努めてきたが、自助努力だけではコスト増を吸収できない状況になった。甚だ不本意だが、サービス品質の維持および向上を目的として、サービス維持調整費を加算する」(GMOインターネットグループ)という。
参考記事:お名前.com値上げ、ドメイン登録やレンタルサーバなど 現行料金に10~20%の「サービス維持費」加算
スポーツ動画配信「DAZN」も値上げ
DAZN Japan Investmentは、スポーツ動画配信サービス「DAZN」の月額料金を値上げする。2月14日に、従来の月額プランを「DAZN Standard」に改称。価格は現行の3000円から3700円に変える。
年間プランも価格改定。一括払いは「DAZN Standard 年間プラン(一括払い)」に名称を改め、2万7000円から3万円に。月々払いは「DAZN Standard 年間プラン(月々払い)」に変え、月額2600円から3000円に上げる。ただし、同日から月額980円の新プラン「DAZN Global」も提供する予定。
参考記事:DAZN、また値上げ 2月から月額3000円→3700円に 1年で利用料金は約2倍に 980円の新プランも
ドコモユーザー“大勝利”再び? 「DAZN for docomo」値上げ、でも既存ユーザーは価格据え置き
「Amazon Music Unlimited」も値上げ
アマゾンジャパンは、音楽配信サービス「Amazon Music Unlimited」の非プライム会員向け月額料金を、2月21日から値上げする。個人プランは980円から1080円になる。
学生プランは480円から580円に、ファミリープランは1480円から1680円(年額なら1万4800円から1万6800円)に値上げする。
参考記事:「Amazon Music Unlimited」非プライム会員向けも値上げ
「Xbox Series X|S」も値上げ 5000円アップ
日本マイクロソフトは、ゲーム機「Xbox Series X」と「Xbox Series S」を2月17日に値上げする。それぞれ5000円引き上げる。「マイクロソフトでは、現地価格の影響を定期的に評価し、地域間の合理的な整合性を確保している。今回の変更はその評価に基づき、調整した結果」という。
参考記事:「Xbox Series X|S」値上げ それぞれ5000円アップ
逆に値下げする企業も
一方で、値下げに踏み切る企業も出ている。プログレードデジタルは、メモリカードやカードリーダーなど一部商品を3~9%値下げする。急激な円安が止まり、円高傾向が安定化したためという。
実際、円安傾向は落ち着きつつある。一時は1ドル150円を超えたドル円相場も、1月31日時点では約130円。とはいえ、エネルギー高騰など、他の値上げ要因は残ったままだ。果たして、値上げに歯止めはかかるタイミングはいつになるのか。
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