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月単価の高いプログラミング言語ランキング 2位は「Ruby」で87万円、1位は? レバテック調べ

» 2023年02月13日 13時39分 公開
[松浦立樹ITmedia]

 最も月単価の高いプログラミング言語は何か。IT人材の紹介事業を行うレバテック(東京都渋谷区)が2月13日に発表したランキングによると、1位は「Go」(平均月単価88万円/最高単価130万円)だった。2位には「Ruby」(平均月単価87万円/最高単価150万円)、3位には「Swift」(平均月単価86万円/最高単価200万円)が入った。

プログラミング言語別平均月単価ランキング

 Goは米Googleが開発したプログラミング言語。レバテックは「動作が軽く、扱えるデータ量も多いためブロックチェーンや広告、ゲームなどスピードが求められる分野のサービス開発でよく使われている」と解説。スピーディーな開発を行いたい企業を中心に導入が進み、今後も需要は伸びていくのではないかと予想している。

 2位のRubyは、短期間で開発ができるため、スタートアップ企業などのWebサービスを迅速に立ち上げたい企業でよく使われているという。案件数は安定して多いが、Rubyエンジニアは不足気味であるため単価も高い傾向にあるとしている。一方、保守や処理速度など将来性を不安視する声もあり、レバテックは「React.jsやVue.jsなどフロント側も対応できるように幅を広げておくのがおすすめ」と解説している。

 3位のSwiftは、米Appleが開発したプログラミング言語で、iOS向けのネイティブアプリ開発ができる。ゲームや音楽などエンタメ業界でのアプリ開発によく使われているという。レバテックは「Webアプリの開発に使えるフレームワークが増えたため、今後も需要が伸びていくと予想できる」と説明している。

 トップ15までの結果は、4位「Kotlin(Android)」、5位「Python」、6位「JavaScript」、7位「PHP」、8位「C++(ゲーム)」、9位「Java」、10位「C#/C#.NET」、11位「C言語」、12位「VBA」、13位「COBOL」、14位「C++(ゲーム以外)」、15位「VB.NET」となった。

平均月単価と最高単価

 この調査は、フリーランス向けサービス「レバテックフリーランス」の2万件以上の案件を対象に行った。集計期間は2021年10月〜2022年10月。

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