搭載する機能でどういう人にどう使ってほしいカメラかがよく分かるのがいい。
また、EOS R50ならではの機能として、あらたにアシスト機能が付いた。シーンインテリジェントオート時に現れる「アシスト」ボタンをタップすると、「クリエイティブアシスト」(これがデフォルトのモード)「クリエイティブブラケット」と「アドバンスA+」の3つから選べる。
これがなかなかいい。
クリエイティブブラケットは1回のシャッターで設定やピクチャープロファイルを変えた画像を複数枚(今回あれこれ試した限りでは4枚のようっだ)生成してくれるもの。
かつて「Powershot N」シリーズで搭載した「クリエイティブショット」を思い出す……といっても知ってる人はわずかだろうけど、1回のシャッターでフィルタをかけたりトリミングしたりで5枚の写真を生成してくれる機能だった。EOS R50のクリエイティブブラケットは明るさや色合いのバリエーションをシーンに合わせて作ってくれるものだ。
こんな感じ。左上がデフォルトで、白いものが多い構図なので全体にアンダーになりがち。でもこのブラケットで撮ると、そこを考慮した写真(左下)も撮ってくれるし、レトロ調にした写真も作ってくれる(右下)。
アドバンスA+はシーンを解析して自動的にHDRや手持ち夜景的な「電子シャッターで複数枚撮影して合成する」機能を発動させてくれるもの。通常のシーンでは普通に撮影し、逆光や夜景時、マクロ時は連写+合成を行う。
こちらの夜景はそのアドバンスオートで撮影したもの。数枚撮影しHDRがかかってコントラストを抑えた明るい夜景を撮ってくれた。
マクロと判断されたときはフォーカスを位置を変えて連写し、被写界深度が深い写真にしてくれる。
どれにも該当しないときは普通に電子シャッターでの撮影となるので、気軽に使ってよし。
エントリーユーザーでもすぐ使えるシーンインテリジェントオートが最新技術でより賢くなってEOS R50を彩ることになったのだ。
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