DMM.comは2月21日、DAZN JAPAN Investmentと協業し有料会員サービス「DMMプレミアム」とスポーツ動画配信サービス「DAZN」とのセットプラン「DMM×DAZNホーダイ」を提供すると発表した。単体価格ではそれぞれ月額550円と月額3700円のところ、DAZN単体よりも安い月額2980円で利用できる。提供は3月23日から。
DMMプレミアムは月額料金550円の有料会員サービス。動画配信サービス「DMM TV」の見放題作品が視聴できる他、同社が提供する各種サービスの会員特典などを利用可能。セットプランではDAZNの「DAZN Standard」のコンテンツも利用できる。また、新規入会者には最大3カ月間、DMMプレミアムで使用できるポイント(550ポイント)を付与する。
DAZNは2月14日から、DAZN Standardの月額料金を3700円に値上げしていた。今回のセットプランの価格設定について、山田氏は「自社プラットフォームの価格戦略とは別で考えている」と説明。今回の提携によって、DMM.com側のユーザーにもメリットを作る必要があると考え、両社で協議し料金を決めたという。
「DAZNでは国内にパートナーが多くいる。パートナーと組む理由はユーザー視点ならば価格が大きく影響するかもしれないが、われわれ視点ではそれ以外のポイントでも検討し、提携を進めている。今回でいうと、(DMM.comが)提供するコンテンツとスポーツの親和性が一番大きい」(山田氏)
DAZNの直販サービスとの価格差について、山田氏は「一定のユーザーが今回の提携プランに流れてしまうのはあると思っている。一方、直販よりも安いサービスはこれまでにも提供している。過去のデータから見ても、直販のユーザーが全員離れるということは起きにくいのでは」と話した。
「DMM経由で加入すると安いかつ、アニメに興味があればこれが国内でベストプランというのは間違いない。そうなったときにわれわれが直販で何をやるかというと、体験の良さを追求し、付加価値をどうやって高めていくかだと思っている。DAZNのアプリでスポーツ体験全般の価値を高めていくのが、われわれのやるべきこと」(山田氏)
また今後、DMM TVではスポーツアニメ特集を展開する予定の他、DAZNのスポーツコンテンツも一部配信する予定。配信内容については決まり次第案内するとしている。
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