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待望の軽量フルサイズ、キヤノン「EOS R8」の良いところ、残念なところ荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/6 ページ)

» 2023年02月21日 18時15分 公開
[荻窪圭ITmedia]
シーンインテリジェントオートでカメラに任せたら、予想よりシャッタースピードを速めにセットされた(24-50mm 1/80秒 F5.0 ISO25600)

 もうちょっといいレンズが欲しい人は、様々な焦点距離でISレンズが用意されているので意外に選択肢は多い。

 先ほどポートレートで使った「85mm F2 MACRO」もそうだし、高倍率ズームの24-240mmもそうだ。ボディがコンパクトなのでそれに対して少々大仰な感じにはなるが、先ほどの列車の写真もこれで撮影した。

高倍率ズームの24-240mm F4-6.3。これ1台でOkな便利なレンズだがEOS R8につけるとちょっと大きい
240mmの望遠で菜の花を(24-240mm 240mm 1/400秒 F6.3 ISO100)
古い鋼橋(昭和初期に架橋されたらしい)の塗装のはがれと浮いた錆がちょっとカッコよかったので望遠で撮ってみた(24-240mm 240mm 1/250秒 F6.3)

 では最後にいつものガスタンクを。

いつものガスタンク。絞り優先AEで(24-240mm 24mm 1/640秒 F8.0 ISO100)

バッテリーの持ちだけが残念かも

 動画は4Kの60fpsに対応。その辺はぬかりはない。

動画は4Kの60fpsに対応

 ざっくりいって、エントリーモデルながら主力モデルと同じセンサーや映像エンジン、それらに付随する撮影性能(画質や高感度性能や電子シャッターによる超高速連写、AF回り)をしっかり搭載してきたのはすばらしい。誰でも最新のミラーレス一眼を味わえるのだ。

 当然、コストダウンや小型化のために削られた点は多い。ボディ内手ブレ補正は未搭載、メディアスロットはシングル、EVFは少し倍率は低い(ファインダーに強いこだわりがないなら気にならないと思う)などなどだ。

 その辺は価格や小型軽量とのトレードオフでもあるので納得できる。

 ただ1つだけ気になったのがバッテリーだ。

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