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オールドコンデジが若者の間で流行しているらしいので自室から発掘してきた荻窪圭のデジカメレビュープラス(6/9 ページ)

» 2023年03月13日 11時34分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 高感度で当時高い評価を得たのが富士フイルムの「FinePix F10」だ。スーパーCCDハニカムというちょっと独自の配列を持つセンサーだったが、ISO1600まで撮れる、当時としては高感度に強く、富士フイルムらしい鮮やかな発色が素晴らしかった。

 今回チョイスしたのはその後継機である「FinePix F31fd」(06年。630万画素。xDピクチャーカード)。完成度が高くバッテリーの持ちも良く、当時の名機といって過言じゃない写りを見せてくれた。濃いめの色を出すだけにAWBが崩れると目立ったけど、それもまた良し。

スーパーCCDハニカムを搭載したFinePix F31fd。型番のfdは顔検出AF搭載を表していた
特に青や緑の発色がよかったFinePix。コントラストが高くて濃ゆい色がミソ。肌色も血色良く撮れるので人を撮るのにもいい

 見た目の面白みはないけど、この独特の色合いは今でも楽しめる。

 もう1つ、1/1.75型のCCDセンサーを搭載した機種を紹介したい。リコーの「GX100」(07年発売。1001万画素。SDカード)である。

 初代GR DIGITALの系統に属するズームレンズ搭載モデル。

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