デジカメ老人会の荻窪圭です。
初めてデジタルカメラのレビューを書いたのが1994年の「QuickTake 100」(Apple)だった上に、1996年から毎月のようにデジカメの記事を書きつづけたデジカメレビュー歴29年。
そんな折り、若い人たち(いわゆるZ世代)の間でオールドコンデジ(古いコンパクトデジタルカメラ)が流行ってるらしいという話を耳に挟んだのである。
フィルムカメラの流行はしばしば聞くが、オールドコンデジとはこれいかに。
でもオールドコンデジの流行は海外でも広がっているようでBBCも記事にしている。
「CP+ 2023」を訪れたとき、「わたしの自由区」というエリアに出展してたとある大学の写真部がわざわざ「小さいカメラ」というカテゴリーの写真を展示してた。「小さいカメラ」、つまりコンデジである。
あ、本当に流行ってるのかも。
さらに先日、「レンズから始める沼生活」という鼎談連載でレンズ沼師匠こと松嶋初音さん(@hatsunex)に「オールドコンデジとキッズカメラ超やばいです、今」と言われたのである。
確かにinstagramやTikTokで検索すると古いデジカメで撮った写真をデコった古いコンデジの写真がいっぱい出てくる。
そこまでやばいならちょっと、デジカメの黎明期からずっとコンパクトデジカメをレビューしてきたデジカメレビュー歴29年目のライターとしては看過できないじゃないか。
そこでうちにある大量のオールドコンデジ群からいくつか復活をはかりつつ、今から始めるときの注意点やおすすめモデルを考えてみたい。
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