実はこの頃、コンパクトデジカメのズームは広角側が弱かった。今のスマートフォンは広角カメラが35mm判換算で24mm相当だけど、当時のコンパクトデジカメは広角側が35mm相当くらい。今使うと、広角端が全然広角じゃねーー、と叫びたくなるレベルだったのだ。
そこに出てきたのがGX100。24〜72mm相当の広角に強いズームレンズで手ブレ補正機構付きでマクロにも強いし、正方形での記録もできる(ちなみにinstagramが誕生する3年前)。さらに外付けのEVFも付属した。
スリムで軽く、ハイコントラストできりっとした描写がポイントのカメラだったのだ。
実はGRよりこちらの方が好きだったのだけど、後継機の「GX200」が出て終わってしまって残念である。
ゼロ年代のデジカメは時々やたら個性的なデザインのカメラが出てきて、実に面白かったのだが、結局IXYを代表とする四角いカメラくさいデザインのカメラが市場を制したのだった。
残念ではあるけど、しょうがないですな。
でもわたしはちょっとヘンなデザインにひかれたりするわけで、とりあえず2機種引っ張り出してみた。
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