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オールドコンデジが若者の間で流行しているらしいので自室から発掘してきた荻窪圭のデジカメレビュープラス(8/9 ページ)

» 2023年03月13日 11時34分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 1つはコニカミノルタの「DiMAGE Z3」(04年発売。400万画素。SDカード)。このシリーズでは一番デザインがまとまっていいと思う。この丸っこい卵形の本体と丸っこいグリップをブリッジでつないでる感じのボディがいい。

 しかもちゃんとEVFを搭載してるし、手ブレ補正搭載の12倍ズームだし。単三形乾電池4本で動くし。

DiMAGE Zシリーズのこの丸っこいボディが斬新でたまらないのだった。今はもうこんなデザインのカメラ出ないよなあ
DiMAGE Z3の望遠端で撮った招き猫群

 しかも今でもちゃんと使える。高感度は弱いけど画質は悪くない。

 最後はニコンの「COOLPIX 4500」(02年発売。400万画素。CFカード)。カメラ部分をぐるっと回転させるスイバル式の傑作で、このシリーズは大好きだった。ローアングルでもハイアングルでもさっと撮れるし自分撮りもできる。

カメラユニット部が270度回転するスイバル式が実に良かったのだったCOOLPIX 4500
カメラ部が回転するのでローアングル撮影時も手首が楽で撮りやすかった。モニターは小さくて晴れてるとほぼ見えないけど
COOLPIX 4500のローアングルを生かして撮った石仏

 本体のほぼ半分がぐりっと回転するボディは今でも実に使いやすくて最高なのだが(しかも光学ファインダーも付いてる)、ゼロ年代を乗り切ることはできず、結局レンズ部ではなくモニターだけが可動する方式に負けたのである。

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