李CEOは同社の大規模言語モデルの産業への応用として、以下の3点を挙げる。
1つ目はクラウドコンピューティングサービスの変革だ。バイドゥはスマートクラウドを通じて外部に文心一言のサービスを提供する。「演算力、ストレージなどの基礎的要素で事業者を選ぶ時代から、フレームワーク、モデルの良し悪しを重視する時代に変わる」と李CEOは述べた。
2つ目は、業界向けに最適化したモデルを提供することで、業務効率化を図る。農業、工業、金融、教育、医療、交通、エネルギーなどを重点領域に据える。
3つ目は、大規模言語モデルの「ベース」となるサービスの提供だ。大規模言語モデルを1から構築できる企業は限られており、かつ何年もかかる。バイドゥは汎用性の高いモデルをスタートアップなどに提供し、プロダクトの開発を支援する。生成コンテンツにおける“iOSやAndroidOS的な立ち位置”を目指しているようだ。
文心一言は16日以降招待制で少数ユーザー向けにテスト運用を開始し、16日は約60万人が利用申請したという。
そして20日には企業顧客向けのクラウドサービスを27日にリリースすると発表した。
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