ITmedia NEWS > AI+ >
ITmedia AI+ AI活用のいまが分かる

「新しいBing×音声認識」で感じた“検索新時代” スマートスピーカーはもう古い小寺信良のIT大作戦(1/4 ページ)

» 2023年03月24日 16時00分 公開
[小寺信良ITmedia]

 2月8日、Microsoftのブラウザ「Edge」にAIを搭載した「新しいBing」が搭載されたことで、ブラウザをEgdeに乗り換える人もそこそこあったのではないだろうか。筆者もAI搭載のBingを使ってみたい一心で、ChromeからEdgeに乗り換えてみたところだ。

3月3日より会話スタイルが選択できるようになった「新しいBing」

 筆者は2015年に執筆環境をMacへ移行したので、Edgeはほとんど使ったことがない。MacOSに初めてEdgeをインストールしてみたのだが、Chromiumベースというだけあって、Chromeから設定を移行すると、拡張機能のほとんどがそのまま利用できた。乗り換えは比較的スムーズである。

 ブラウザの世界シェアは、2022年の調査ではChromeが64.95%でぶっちぎりのトップ、継いでSafariの19.01%、3位がEdgeの3.99%、4位がFirefoxの3.26%となっている。EdgeがデフォルトのWindowsユーザーにとっても、EdgeはChromeをダウンロードするためのツールにしかすぎなかったはずである。

 サーチエンジンの世界シェアは、2022年の調査ではGoogleが84%でほとんどを占め、2位のBing 9%を大きく引き離して圧勝となっている。(中国・ロシアを除く)

 これが新しいBingによってどう塗り替えられるのか、あるいはGoogleも開発中とされるAI搭載エンジンの投入によってトップが維持されるのか、2023年以降の調査に注目したいところである。

 ブラウザの中ではむしろレアだったEdgeに正面から向き合ってみると、これはこれでいい点がある。長年Chromeを使ってきた感覚からすると、なかなか新鮮な体験だ。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.