警察庁は4月1日、「110番映像通報システム」の運用を始めた。110番通報時にスマートフォンやタブレットを使って、事件・事故現場の様子を画像や映像で送れる。
110番時、警察側の担当者が映像通報の必要性を判断。映像が必要と判断した場合、通報者の同意を取って撮影を求める。撮影した映像の著作権は撮影者は放棄することになり、GPSで撮影者の位置情報も送られる。原則として撮影した映像は7日後に自動消去されるという。
警察庁は2022年10月から110版映像通報システムの試験運用を実施。10月1日から2月28日までで、計2293件の画像と映像が集まったという。映像が寄せられた数が多かった県は、1位が神奈川県(412件)、2位が愛知県(262件)、3位が兵庫県(242件)だった。
試験運用期間中には、「駐車車両からガソリンを窃取しようとした場面を撮影した画像から、被疑者を割り出し検挙できた」「駐車場で当て逃げされた被害者が撮影していた画像から、被疑者を割り出し検挙できた」「行方不明となった児童の画像を使って本人を発見し保護できた」など効果的な事例があったとしている。
110番で動画も送れるように 警察庁が「映像通報システム」をテスト運用へ
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