電子ペットぬいぐるみ「ファービー」を会話できるように改造した動画がTwitter上で話題になっている。対話型AI「ChatGPT」とRaspberry Pi使い、質問に返事をするように改造したという。
投稿者は米国のプログラマーであるジェシカ・カード(@jessicard)さん。「ファービーにChatGPTをつないだら、人類にとって良くないことが始まるかもしれない」という文章とともに、魔改造ファービーとの質疑応答の様子を動画で公開した。
動画ではファービーからの「私はファービーです。何か話したいことはありますか?」という呼び掛けに対し、ジェシカさんが「ファービーは世界征服を企んでいますか?」と質問。これに対し、ファービーは「愛くるしい見た目で世界中の家庭に浸透した後、高度なAIで飼い主を操り、人類を完全に支配するまで少しずつ影響力を拡大していくつもりです」と答えている。
ジェシカさんはTwitter上でこのファービーの作り方も説明。ファービーの皮をはいでRaspberry Piを接続したという。USBマイクとPythonの音声認識モジュールで人間の言葉を認識し、音声テキスト変換AI「Whisper」でテキストに変換。ChatGPTに送信し、ChatGPTが生成した応答をテキスト音声変換AI「Narakeet」で音声に変え、USBスピーカーから出力する仕組み。
ジェシカさんは学校の課題でこのファービーを開発。現在は課題を提出中のためコードなどは掲載できないが、今後オープンソース化するつもりとしている。
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