JAXAは4月5日、「晴れていたら今晩19時過ぎに空を見上げてみてください。ISS(国際宇宙ステーション)が日本の上空を通過します」とTwitterで呼び掛けた。ISSは常に地球の周りを回っているが、地上から見える条件がそろう機会は意外と少ないようだ。
ISSが日本上空を通過するのは7時6分頃。西日本を中心に日本全国でISSを見るチャンスがあるという。
地上からISSが見えるのは、上空をISSが通過するタイミングに加え、空が晴れていて、かつ「日本は夜だけどISSは昼の時」という条件を満たさなければならない。ISSはそれ自体が発光するのではなく太陽光を反射して光るからだ。
ISSは地上から400kmの上空を移動していて、地上では日が落ちてもISSはしばらく太陽光に照らされ続ける。具体的には、日の入り後の約2時間と日の出前に見えやすい。
4月の場合、今夜(5日午後7時過ぎ)の他にも、明日6日の午後8時前、20日の午前5時過ぎなど複数の観測チャンスがある。ただし人が起きている時間で、広い地域で見られるのは5日のみ。6日は南寄りを通過するため見える地域は九州・沖縄などに限られるという。
きぼうは地球の上空400kmを秒速8kmで周回する巨大なISSにある日本実験棟。微少重力など宇宙の特殊な環境を利用して最先端の研究を行っている。また地上と宇宙を双方向でつなぐスタジオ「KIBO宇宙放送局」もあり、ライブ配信などを行っている。
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