東北電力ネットワークとNPO団体のWhole Earth Foundation(WEF)は、4月21日から市民参加型イベント「電柱聖戦」を開催する。WEFの位置情報ゲーム「TEKKON」を活用、電柱の写真を集めて配電設備の巡視点検業務に代えられるか、可能性を検証する。
参加者が指定エリア内の電柱を撮影し、投稿数を競い合うイベント。4月21日〜25日の「電柱聖戦 in 東北・新潟」を皮切りに東北6県および新潟県の11都市にて順次実施し、計2万600基の電柱写真コンプリートを目指す。
TEKKONの地図上には、あらかじめ対象エリア内の電柱の位置データがプロットされており、まだ誰も撮影していない電柱はグレー、撮影済みの電柱はグリーンで表示される。グレーの電柱を見つけたら、全体の写真や電柱番号などを撮影して投稿するとポイントを獲得できる。
配電設備の巡視点検業務は、通常は1基1基の電柱の異常有無を歩きながら確認するため、設備数が膨大で多大な労力がかかる。今回の実証実験ではTEKKONを利用して地域住民の協力を得ながら電柱の写真を収集し、収集した写真を確認することで配電設備の巡視点検業務の効率的な運用ができるか検証する。
WEFは2022年に北陸電力送配電と「電柱聖戦in北陸3都市」を開催しており、電力事業者とのコラボレーションは今回が2例目となる。
この記事は、地図と位置情報のニュースを中心とした情報サイト「GeoNews」から転載、加筆したものです。URLはこちら。
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