　リゾート事業を手掛ける日本MGMリゾーツ（東京都千代田区）とオリックスは4月17日、大阪府・市に提出した動画およびパース図において、既存のデザインを無許可で利用していた可能性があったとして謝罪した。動画とパース図は、カジノを含む統合型リゾート施設（以下、大阪IR）をイメージしたもの。権利処理の詳しい状況は調査中。

日本MGMリゾーツの謝罪文

　動画とパース図に含まれる芸術作品の権利処理は日本MGMリゾーツが担当。同社は現在調査中としているが、「指摘の通り、しかるべき承諾を得ていない可能性が高いと考えている」と説明。「当社が長年敬意を表しているアーティストの作品を、このように不適切な形で使用したことにつき、心よりおわび申し上げます」と謝罪した。

　無断利用の原因については不注意によるものであり、無断で使用する意図はなかったとしている。問題の動画の使用はすでに止めており、削除の手続きを行っているという

　同件についてオリックスも「今般の事態は大変遺憾であり、著作権者や関係者の皆さまに多大なご心配とご迷惑をお掛けしたことを、心よりおわび申し上げます」と謝罪。再発防止に務めるとしている。

オリックスの謝罪文

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