すごいすごいいっててもしょうがないので、それが分かるようにRAWと同時に撮影したJPEG画像と比べてみよう。そもそも、JPEG画像を生成するときにカメラ内で現像してノイズ軽減処理もしてるのだ。それと比べるのである。
幸い、今回の写真は「RAW+JPEG」で撮ってるので同じカットの「JPEG版」と並べてみたい。
すごくないですか、AIノイズ除去。一目で分かるくらい、今回のAIノイズ除去の方がちょっとAI画像っぽい感じはあるものの、ディテールがしっかり残っていて猫の目もきらっとしてるもの。髭もほぼ復元できてる。
RAWでも撮っといてよかったー。
さらに猫だけじゃなくて、背景部分でも比べて見ると、圧倒的に今回のAIノイズ除去パワーが強かったのである。
せっかくなので全体の画像もどうぞ。
なお、ノイズ除去の処理には時間がかかる。GPU性能も関係してくるので、気軽に使えるかどうかはまあマシンの性能次第。うちのマシン(2020年型のiMac 27inch。まだインテルのCore i5の3.3GHzで、GPUはAMD Radeon Pro 5300の4GB)で2000万画素のRAWデータを30秒弱で処理できた。最新のM2チップを使ってたり、最新のGPUを積んでいればもっと速いと思う。
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