他の超高感度写真も行ってみよう。シーンや被写体によって得手不得手はあるのか。
ソニーの「α7C」で、夜の住宅街のつつじを撮ってみた。
ISO102400である。ノイズだらけである。
これをどこまで蘇らせることができるか。
いやもう肉眼ではノイズに隠れてよく分からないディテールまでそれなりに復活してくれた。
すごい。
さらに最高ISO感度のISO204800でも挑戦。今度は無機物にしようということでスクーター。ISO204800は拡張ISO感度の領域でとても推奨はされないものだ。
ノイズ除去したものと、カメラ内で生成したJPEG画像を並べてみたのがこちら。カメラが書き出すJPEG画像よりハイクオリティーってのが分かると思う。
猫の時は毛がやや不自然だったけど、金属のような無機質系は実に滑らかでいい感じだ。
個人的にこれはいけそうと思ったのは、古いRAWデータの復活。昔はちょっと感度を上げるだけでノイズが乗ってきたからね。当時の写真を現代の技術でアップデートできるって素晴らしい……ただし、当時ちゃんとRAWで撮っていればね。
1枚目は2003年にキヤノン「Powershot G3」で撮ったうちの猫。なんと20年前のコンパクトデジカメのRAWデータだ。
ISO400だけど何しろ当時のCCDなのでけっこうノイジーなのである(たまたまRAWで撮ったデータが残ってて良かった)。
続いて2005年。たまたまニコンの「D100」で高感度チェックしようとRAWで撮った画像が残ってたのだ。ミニカーの写真なのだけど、ISO6400という最高感度で撮ってたのである
ノイズが目立ちやすい赤と青、それぞれの拡大図を撮ってみた。
いやもう、当時ざらざらで使えなかった写真が蘇りました。特にこういう「モノ」はAIがいい感じに処理してくれる。
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