久しぶりにPowershot(パワーショット)シリーズの発表会があった。
そのPowershotはコンパクトデジカメではなく、VLOGカメラだったのである。「Powershot V10」だ。
最近のキヤノンはゴルフ用単眼鏡っぽいスタイルの「Powershot Zoom」やセキュリティカメラを発展させたような自動撮影カメラ「Powershot PICK」といったニッチなジャンルに向けてアイデア一発ものの製品を投入してはいたが、メインストリームからは大きく外れた製品だった。
今回のはちょっと違う。コンパクトデジカメ全盛期のメインストリームからは大きく離れ、新しいストリームに乗っかろうというカメラなのだ。
それが静止画より動画をメインに据えたVLOGカメラ。ソニーがいち早く手がけてヒットとなった「VLOGCAM」とジャンルとしては近いけど、Powershot V10が違うのはよりカジュアルでシンプルで、誰でもさっと扱えるお気軽VLOGを見据えた点にある。
ちょいと実物を触る機会があったので、写真とともにファーストインプレッションだ。
一応中身はコンパクトデジカメで製品名もPowershotだけど、カメラは縦型の手のひらサイズ。
何しろ見た目がこれだ。
両側面が丸みを帯びた長方形で、シルバーモデルはツートーンになってる。大人の手なら片手で軽く持てるサイズ。
横幅は約63.4mm。ちなみにiPhone SEが幅67.3mmなのでそれより少し細い。重さは約211g。小さいけど分厚くてちょっと重いスマートフォンって感じか。まあスマートフォンではないので比べるのはアレなんだけど。
そしてこのボディに180度回転するチルト式モニターと、どこにでも好きな角度で立てられる可動式スタンドが付いてるのがミソだ。
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