デジタル機器メーカーのピクセラ(大阪府大阪市)は6月2日、OpenAIのChatGPTを活用する翻訳端末を開発したと発表した。またChatGPTを用いたAndroid用翻訳アプリも開発中で、β版を6月末に公開する。
スマートフォンのようにディスプレイを搭載した端末で、日本語・英語・中国語・韓国語の音声を相互に翻訳できる。音声をChatGPTに送出し、自然な外国語に翻訳した結果を文字と音声で出力する。ただし詳細は未定で、デザインも決定したものではないという。
一方のAndroid用翻訳アプリ(β版)は6月末にGoogle Playで公開する予定。正式版のリリースは未定となっている。
ピクセラは「ChatGPTは、4兆単語という驚異的な量のテキストを学習し、多様な分野の翻訳で高い精度を発揮するだけでなく、くだけた表現でも適切に対応できる。文脈を理解する能力もあるため、より自然な翻訳を実現すべく開発を進める」としている。
同社はChatGPTを活用してテレビの字幕を様々な国の言葉に自動翻訳するスマートテレビ向けアプリ「Xit」を5月末に発表するなど、主にインバウンド需要に向けたChatGPT活用を進めている。
ChatGPTでテレビ字幕を自動翻訳 ピクセラがスマートテレビ向けアプリ開発
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