さすがに無音では撮影のリズムがつきづらい、撮れたかどうか分かりにくいってことで電子音(これもシャッタースピードが遅くなると音も連動して変わる)が鳴る。
その音には好みもあるだろうけど、嫌いじゃない。
ただ、Z 9と違ってシャッター音がなるスピーカーの位置が右肩になったのは残念。ファインダーをのぞいて撮影するとシャッター音が「右耳にだけ聞こえる」のが不自然に感じるのだ。
電子シャッターのみとなると期待したいのは連写。
Z 9と同じくZ 8には2つの連写モードがある。1つは「普通の連写」で秒20コマまで。普通の連写なのでAF/AE追従でRAWでも撮れる。
もう1つは「超高速連写」(ハイスピードキャプチャー)でこちらは連写速度が上がる代わりに条件が付く。
C30は秒30コマだが画質はJPEGのNORMALのみ。
C60は秒60コマだが画像サイズがDXにクロップされる(つまりAPS-Cサイズになる)。
C120は秒120コマと超高速だが1100万画素相当のサイズとなる。
ハイスピードキャプチャー時は「プリ連写」を使えるというメリットもある。シャッターを押しきる寸前の画像(最長で1秒分)を遡ってキャプチャしてくれるものだ。
ISO感度はISO64からISO25600で、拡張ISO感度でISO102400まで上げられる。
画素数が多いこともあって極端に高感度に強いわけではないが、実用的には十分だ。
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