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ニコン「Z 8」は“今の最高峰”といっていいかもしれない荻窪圭のデジカメレビュープラス(6/8 ページ)

» 2023年06月03日 14時48分 公開
[荻窪圭ITmedia]

 被写体が少し遠かったので、DXモードにしてAPS-Cサイズにクロップしての撮影。モニターを開き、猫目線にしての撮影だ。4500万画素あるのでAPS-Cサイズにクロップしても十分実用的な画像サイズを維持してくれる。

DXモード(画面右上にDXと表示されている)で猫瞳AF
駐車場の猫。DXクロップモード(APS-Cサイズをクロップ)なので5392×3592ピクセルと2000万画素弱サイズだがその分望遠で撮れる(24-120mm 120mm 1/500秒 F4.0 ISO320)

 さてZ 8でちょっと強化された点としては飛行機モードがある。Z 9では「乗り物」に含まれていたが、「飛行機」が独立した感じだ。飛行機が遠いと全体を、近いとコックピットを捕まえてくれる。そこで100-400mmを手に調布飛行場前の公園へ行ってみた。

Z 8+NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
ファインダーを覗きつつ、クイックメニューで被写体を飛行機にセット
この距離だとしっかりコックピットを捉え、そこに黄色い枠が表示されている

 そして連写であれこれ撮影したのだが、離陸する瞬間を秒20コマの連写で追ってみたものを飛行機作例としよう。ローリングシャッター歪みが出やすいプロペラ機を正面から撮影するというちょっと意地悪な撮影ではあるのだが、見事な結果に。

調布飛行場にて離陸直後の機体を正面から狙ってみたなかの1枚。プロペラもほとんどゆがまずにピシッと撮れている。これはすごい(100-400mm 400mm 1/2000秒 F5.6 ISO320)

 これはすごいわ。

 ではそれら以外の作例もちょろっと。

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