日本ディープラーニング協会(JDLA)は6月7日、生成AIの検定試験「JDLA Generative AI Test 2023」を開催すると発表した。生成AIを適切に活用するための能力や知識を問うという。開催日は6月24日で、オンラインで実施。試験時間は15分、受験費用は2200円。
生成AIの技術や利活用、リスクなどに関する問題などを出題する。試験内容は、SNSなどで生成系AIの情報を発信している深津貴之さん(note CXO)や、早稲田大学理工学術院の河原大輔教授など6人の専門家が監修した。
誰でも受験可能だが、特に「生成AIに興味があり、活用してみたいと思っている」「自信を持って生成AIを活用したい」「企業や会社において、生成AIの導入・活用を検討している」などに当てはまる人たちへの受験を勧めるとしている。
JDLAは「今後の生活やビジネスにおいて、いかに生成AIを活用できるかが問われる時代になってきている」と指摘する一方、「生成AIの活用には著作権や個人情報などに関する法的課題や情報漏えい問題など、さまざまなリスクを伴う」とも説明。これらのリスクを抑え、生成AIの仕組みやリスクを正しく理解してもらうために、検定試験を企画したという。
なお試験の注意書きとして「この試験の内容が全ての方にとって必ずしも正しいとは限らない」とも記載している。
資格試験“生成AIパスポート”誕生? 一般社団法人「生成AI活用普及協会」が開発中
「プロンプトエンジニアリング」の“教科書”、日本語版が登場 無償でAIの上手な使い方を解説
文化庁、「AIと著作権」のセミナー開催 YouTubeライブで限定配信、受講料は無料
集英社、“AIグラビア”の販売終了 「生成AIの課題について検討足りなかった」 Twitterも削除
LoRA販売も目指すAI作品投稿サイト、運営元が謝罪 「権利保護の体制が不十分だった」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR