バンダイは「東京おもちゃショー2023」(東京ビッグサイト、6月8〜11日)で、7月に発売する「Tamagotchi Uni(たまごっちユニ)」を大々的に展示している。内蔵のWi-Fiでメタバースに遊びに行ける新機軸のたまごっちで、発表時のニュースリリースに米Amazon Web Services(AWS)が登場したのも異色だった。
全世界で累計9100万個以上を販売したゲームともなれば、AWS側は認知向上などマーケティング上のメリットを期待できる。実際、AWS日本法人はさっそく、システムの裏側を解説する記事を公開した。
しかしバンダイはどうか。ターゲットである子ども達がクラウドサービスで玩具を選ぶとは思えない。
バンダイによると、理由の1つは「親御さんの安心のため」という。「タマバースは、そこへ来たことのあるたまごっちが登録されていて擬似的に遊べる仕組みで、ユーザー同士が交流するわけではありません。しかしメタバースというと様々な人たちとネット上で交流するのでは? と心配する親御さんもいます」。
仕組みを説明すれば分かってもらえるとしても、それ以前にしっかりしたサービスを提供している印象を与えておきたい。製品発表にAWSが登場した背景には、そんな思惑もあった。
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