元ビートルズのポール・マッカートニーは、カセットに録音された故ジョン・レノンのサウンドを使ったビートルズとしての“新曲”を制作中で、年内にリリースする計画だと、英BBCの6月13日(現地時間)のラジオ番組で語った。
新曲で使うのは、ジョン・レノンが死の直前にニューヨークの自宅でピアノの弾き語りで録音したものという。マッカートニーはレノンの妻のヨーコ・オノからこのカセットテープを譲られた。この録音は1996年、ビートルズのアンソロジーで採用しようとしたが、ジョージ・ハリスンが音質がひどすぎるとして反対したという。
「ジョンの声とピアノの音をAIで分離することができた」「ジョンの声をAIを通じて純粋に取り出すことができたんだ」とマッカートニー。
この取り組みは、ピーター・ジャクソン監督によるビートルズのドキュメンタリー映画がヒントになったという。
マッカートニーはAIの利用について「ちょっと怖いけど刺激的だ。なぜってそれは未来だから」と語った。
Meta、テキストや旋律から音楽を生成するAI「MusicGen」をオープンソース化 Hugging Faceでお試し可能
ボーカルと演奏をAI分離できるソフト登場 動画変換ソフト「Wondershare UniConverter 14 for Mac」
全く新しいビートルズ映画「Let It Be」制作中 ピーター・ジャクソン監督で
AI作曲の“ビートルズ風”新曲、Sony CSLが公開(けっこうそれなり)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR