NTTドコモは6月20日、「新料金戦略発表会」で新料金プラン「irumo(イルモ)」と「eximo(エクシモ)」を発表した。どちらも7月1日に提供を始める。
イルモは、同社と経営統合するNTTレゾナントが提供している「OCNモバイルONE」の後継プラン。月間のデータ使用量が少なく、かつ有償でも店頭サポートを求めるユーザー層をターゲットにしている。データ通信量によって4つ用意した。
毎月の基本料金は「0.5GB」が550円、「3GB」で2167円、「6GB」は2827円、「9GB」が3377円となっている。最も安い0.5GBプランについてはエリアを問わず4G(LTE)接続で、通信速度は送受信ともに最大3Mbpsに制限される。通話料は30秒あたり22円の従量制、SMSの送信は1回3.3円が発生する。
オプションとして国内通話の「かけ放題」(月額1980円)や、1回の通話が5分以内なら無料になる「5分通話無料オプション」(月額800円)も用意した。5分通話無料オプションで5分を超えると30秒あたり22円かかる。
ドコモショップでの設定サービスなどは有償で提供する。例えばデータ移行を伴う初期設定は1回2200円で、アプリ設定は1回1650円となっている。
なおイルモの提供開始に伴い、OCNモバイルONEの取り扱いは6月26日に終了する。
一方のエクシモは「ギガホ プレミア」などの後継プラン。その月に利用したデータ量が1GBまでなら4565円、1G〜3GBまでは5665円、3GBを超えると7315円となる3段階制となる。国内通話の「かけ放題」オプション(月額1980円)や有償の店頭サポートも提供する
エクシモの開始に伴い、「5Gギガホ プレミア」「ギガホ プレミア」「5Gギガライト」「ギガライト」は6月30日をもって新規受付を終了する。
ドコモは家庭用の固定回線「ドコモ光」や「home 5G」、クレジットカードの「dカード」とのセット利用を増やす考えで、新しいプランにはそれぞれ「セット割」を用意した。
例えばイルモの3GBプランに「dカードお支払い割」(187円/月引き)「ドコモ光セット割」(1100円/月引き)を適用すると、月額2167円の月額基本料金は月額880円になるという。もちろん光回線の料金は別途発生する(2年契約で月額4180円から)。
ドコモによると、新プランの開発にあたってはユーザーの声を分析し、ニーズが多様化していることを再認識したという。「データ量をあまり必要としない人向けのイルモ、フルサポートプランのエクシモを新設し、ahamoとあわせた3プランでニーズに応える。これにより通信事業のさらなる成長を目指す」としている。
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