東急電鉄は7月26日、東横線で有料座席指定サービス「Q SEAT」を8月10日から開始すると発表した。渋谷発〜元町・中華街行きの急行列車で、平日の午後7時30分以降に1日5本運行する。
10両編成の5050系の一部を使い、4・5号車の座席をロングシートからクロスシートに転換する。乗客は電源コンセントやカップホルダー(一部)、車内Wi-Fiを利用できる。
指定料金は渋谷〜横浜間で一律500円(乗車券か定期券が別途必要)。 チケットは専用Webサイト「Qシートチケットレスサービス」と東横線急行停車駅の窓口で販売する。
いずれの窓口でもチケットは乗車当日に発売し、前日までの予約購入はできない。また車内でのチケット販売も行わない。
東急電鉄は「ゆったりとした座席で読書の時間を過ごす、車内Wi-Fiを利用してPCでの作業時間にするなど、通勤時間を有効活用してほしい」としている。
通勤用の座席指定列車は、首都圏を中心に広がっている。2018年前後から西武池袋線の「S-TRAIN」、東武東上線の「TJライナー」、京王線の京王ライナーなどが相次いで登場。東急も18年12月から大井町線でQ SEATを提供しており、東横線は2路線目となる。
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