インターネットイニシアティブ(IIJ)は7月27日、資料「AI・ChatGPTとの“業務上”の付き合い方」を無料公開した。同社のエンジニアで、広報部の堂前清隆副部長が作成。自身が登壇したセミナーで使った資料で、「IT業界以外の方にも話を聞いてもらう前提でまとめたもの」という。
米OpenAIが提供するAIチャットサービス「ChatGP」などにも利用されている、大規模言語モデル(LLM)の利用方法や、動作の仕組み、特徴、注意点などを紹介。今後登場すると予測できるLLMや、LLMを利用したサービスに対する見解も掲載している。一部の内容については、デモ動画による紹介も行っている。
堂前副部長は「今後AIはさまざまな用途で使われるようになると思う。特にLLMは『汎用的なAI(強いAI)』の基礎として発展するのではないか」と指摘。「今は人間との対話(チャット)用途ばかりが強調されているように感じるが、今後はチャット以外のシステム内部にLLMを取り込み、システム間連携を制御する役割で使われるかもしれないと感じている」と説明する。
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