8月を迎え、夏休みに入った小中高生も多いだろう。夏休みといえば、記者が思い出すのは自由研究の宿題だ。記者は当時、本で調べた昆虫の生態レポートなどを提出していたが、もし2023年に自由研究に取り組むなら、もっとネットやITサービスを利用していたのだろうかと、ふと考える。
8月3日現在、IT系ニュースで今話題の中心になっているのは、X(元Twitter)関連の話だろう。イーロン・マスク氏によってアプリの名称がTwitterからXへと変わり、多くの人に影響を与えた。そんな中、記者の中で1つの疑問が浮かぶ。「『X』アプリができたし、アプリアイコンでアルファベット26種全てそろったのでは?」
というわけで、スマートフォンのアプリアイコンでアルファベット26種全てそろうのか大人の自由研究として調べてみた。調査対象にしたのはApp Store上のアプリ。大文字A〜Zのみを表示するアイコンを持つアプリを探してみた。
結論から言おう。大文字A〜Zのアプリアイコンはそれぞれ存在した。なるべく“文字のデザインを崩していない、誰が見てもその文字と認識できるもの”を探してみたが何とかそろえることができた。記者が見つけたアプリは2ページ目以降で紹介するので、興味があれば見てみてほしい。
調べてみて分かったのは、大文字と指定して調べてみると案外見つからないということだ。例えば「B」なら、「Bing:AI&GPT-4とチャット」などが見つかったがアイコンは小文字「b」が使われている。デザインも崩し気味のため、他のアプリを探したがなかなか見つからない。結局、記者が前職の福利厚生サービスとして使っていた「Benefit Station公式アプリ」を見つけ、今回はこれを採用した。
また文字によって、その人気も異なるようだ。例えば「A」や「S」「O」などはアイコン人気も高い印象がある。Oは円形であるため、凝ったデザインにも落とし込みやすいのだろう。一方、「q」や「l」をアイコンに使ったアプリは全然見つけられなかった。lは「1」「i」などと混同しやすいため、あえてアイコンには使わないのだと推察できる。
ここまで調べてみたものの、この情報が何かの役に立つかというと……。恋人のスマホに隠れてアプリを仕込んで、「Please marry me」(結婚してください)と並べて置けばもしかするとプロポーズに成功するかもしれない(結果は保証しないが)。あとは犯人に襲われたとき、ダイイングメッセージを残すのに役立つ可能性もある。
ただ、記者はこの記事を書くのに多大な時間を消費して仕事がたまってしまったため、調べ物は時間に余裕があるときにお勧めする。
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