米NVIDIAは8月8日(現地時間)、生成AIモデル構築のための新たな統合ツールキット「AI Workbench」を発表した。生成AIモデルをPCやワークステーション上で構築、テスト、カスタマイズできるように設計されている。必要であればそれをデータセンターやクラウドに拡張可能だ。
現在、多数の事前トレーニング済みモデルが利用可能になっているが、それを複数のオンラインリポジトリを横断して探し回り、適切なフレームワークやツールを探すのが大きな負担になっているとNVIDIAは説明する。
AI Workbenchはローカルシステム上で実行できる簡素化されたツールを介してモデルにアクセスできるため、こうした負担を軽減できるとしている。
開発者は、Hugging Face、GitHub、NVIDIA NGCなどの一般的なリポジトリのモデルをカスタマイズでき、モデルは複数のプラットフォーム間で共有できる。
Dell Technologies、Hewlett Packard Enterprise、HP、Lambda、Lenovo、SupermicroなどがAI Workbenchを利用可能な「最新世代のマルチGPU対応ワークステーション」を提供するという。
また、「NVIDIA RTX」搭載のWindowsあるいはLinuxベースのPCやワークステーションでもAI Workbenchを利用できるとしている。
AI Workbenchは“近日中に”早期アクセス版の提供が開始される予定。専用ページで通知を申し込める。
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