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ソニー「α6700」の進化した被写体検出AFを味わう 背中を向けていても大丈夫、セミの顔認識も荻窪圭のデジカメレビュープラス(6/7 ページ)

» 2023年08月20日 12時05分 公開
[荻窪圭ITmedia]
シグマのIシリーズから50mm F2。ASP-Cサイズ機につけると75mm相当となってポートレートに使いやすい
稲荷神社の赤い鳥居の下で、逆光ポートレート。顔の右側が少し赤いのは鳥居の赤が反射してるからだ。その場の光の雰囲気がよく出ている(50mm 1/250秒 F2.0 ISO100)

 という感じで、被写体自動検出機能がないのはちょっと残念(撮りたい被写体は自分で選ぶべしって感じ)だが、細かいトラッキングの設定など捉えるべき被写体をきっちり捉えたいという意思は感じる。

 AF-Cモードにし、被写体を捕まえたらAF-ONボタンを押しっぱなしにして構図とタイミングを見計らって撮るのが楽しそうだ。

 では最後に基本的な話を。

 ISO感度はISO100からISO25600。拡張ISO感度として、下はISO50、上はISO102400まで上げられる。

 ちなみにこちらはISO32000で撮った夜景。F8まで絞って街灯の光条をちょっと出している。

団地と暗渠と公園の夜景。街灯から光条をだすべくF8に絞ってみた。さすがにここまで感度を上げるとディテールがつぶれがちか(18-135mm 18mm 1/15秒 F8 ISO32000)

 被写体や求めるクオリティによりけりだが、ISO12800までは普通に使えるし、状況によってはISO25600まで行けそうな感じだ。

 シャッタースピードは最高で1/4000秒。電子シャッターにすると1/8000秒まで上げられる。ハイエンド機に比べると1段くらい弱いか。

 連写速度も最高で約11コマ/秒であり、ハイスピード系の連写ばりばりカメラではない、というのは頭に入れておきたい。

 位置づけとしてはコンパクトで賢いスナップカメラだ。

 最後にいつものガスタンクと真夏っぽい超広角写真もどうぞ。

恒例のガスタンク写真。こってりしすぎずさわやかな青空はソニーっぽい。真夏の空である(18-135mm 18mm 1/640秒 F8.0 ISO100)
少しは涼しげな写真を、と思って、噴水と青空と緑をあしらってみた(10-20mm 10mm 1/800秒 F5.6 ISO100)

 動画は4Kで120fpsまでいける。

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