Excelで複数のシートを利用している場合、シート名を変えることで分かりやすく区別できる。英数字や平仮名、片仮名、漢字などさまざまな文字を使えるが、「履歴」という言葉だけでは設定できないようになっている。
これは履歴がExcel内部で使われている「予約語」に指定されているためだ。予約語とは、ユーザーが利用できないように開発者側が事前設定している文字列のこと。そのアプリ上であらかじめ特定の意味を与えられた文字列に対して、制御をかけるために設定される。
Excelの場合、校閲のタブにある「変更履歴の記録」の設定画面から「新しいシートに変更箇所一覧を作成する」にチェックを入れると、「履歴」という新規シートが自動で追加される。Excelのシート名は同一のものを利用できないため、シート名がバッティングしないように予約語が設定されているわけだ。
一方、「変更履歴」のような名称は問題なく使える。あくまで「履歴」単体での使用ができないだけであり、変更履歴のように言葉を足してあげれば、履歴入りのシート名も設定できる。
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