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“誰でも使えるアドビ”こと「Adobe Express」に生成AIがやってきた プロならどう使う?小寺信良の「プロフェッショナル×DX」(1/5 ページ)

» 2023年09月07日 09時00分 公開
[小寺信良ITmedia]

 8月16日、AdobeはかねてよりWebアプリとして公開してきた「Adobe Express」の最新版を公開した。β版として公開している独自AI「Adobe Firefly」を搭載し、「AIファーストのオールインワンコンテンツ制作アプリ」とうたっている。Adobeアカウントがあれば誰でも無料で利用できるが、一部の機能は有料化されている。ただしAIに関する機能はβ版ということで、今のところ無料だ。

誰でも使える“アドビの何でもツール”こと「Adobe Express」

 筆者が2023年4月ぐらいに触ったときには、多彩なテンプレートを使ってポスターやフライヤー、あるいはInstragramやFacebook向け告知が簡単にできるツールといった格好だった。プロに頼むまでもなく、社員でなんとかPopとか作っていこうみたいな用途である。

2023年4月時点のAdobe Express

 だが今回AIが組み込まれたことで、UIが変わった事はもちろんだが、その他にも動画対応やPDF編集といった機能が増えており、守備範囲が飛躍的に広くなっている。

8月に公開された最新バージョン

 「誰でも簡単に」は変わっていないが、プロの現場でも使い道があるのではないか。

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