米Googleは9月7日(現地時間)、Webブラウザの「Chrome」の15周年を記念して、デザインの変更と新機能追加を発表した。
Chromeは2008年9月2日にβ版としてリリースされた。
デザイン変更では、2021年のGoogle I/Oで発表のデザイン設計言語「Material You」を採用する。Material YouはこれまでPixel端末などで採用されてきたもの。大きな特徴は、ウィンドウやボタンのカーブや、サービス横断で色調を統一するパーソナライズ機能だ。
Pixel端末で提供しているものに似た、タブとツールバーのための新しいカラーパレットで、例えば仕事用と個人用のChromeを区別しやすくなる。
また、右上の縦[…]クリックで開くメニューが改善される。
Chromeブラウザの拡張機能ストアのChromeウェブストアのデザインもMaterial You採用になった。(現在パブリックプレビューを試せる。)
また、AIを活用した拡張機能や編集者セレクトなどのカテゴリも追加する。
Webページを表示している状態で縦[…]メニューで「このページをGoogleで検索」を選べるようになる。これで画面右側にGoogle検索のサイドパネルが開き、関連する検索やページの詳細を確認しありできる。このサイドパネルはツールバーに固定することもできる。
向こう数週間中に、潜在的に危険なWebサイトにアクセスすると、Googleのクラウド上の悪質サイトリストと自動的に照合するようになる。「脅威の特定から防御までの時間が短縮されることで、保護が25%向上すると見込む」という。
いずれの更新も具体的な日程については明記されていないが、おそらく12日に予定されているバージョン117で反映されるのだろう。
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