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14年ぶり「アンタレス食」どう見える? ライブ配信あり

» 2023年09月21日 11時33分 公開
[本田亜友子ITmedia]

 9月21日の夕方、さそり座の1等星アンタレスが月に隠れる「アンタレス食」が起きる。前回は2009年だったため14年ぶりの観測チャンスという。

アンタレス食(出典:国立天文台)

 国内で観測できるのは、アンタレスが月の後ろから姿を現す「出現」の様子で、午後6時半過ぎから(地域によって異なる)。アンタレスが月に隠れる「潜入」は、日の入り前のため観測は難しい。

 出現の際、アンタレスは上弦前の月の光っている方の縁から姿を現す。肉眼でも観測できるが、双眼鏡や望遠鏡を用いるとより分かりやすい。

 国立天文台は「予報時刻の少し前から観察を始めると、出現の瞬間を捉えることができるかもしれません。恒星は面積を持って見える惑星とは異なり点像にしか見えないため、一瞬で出現します」としている。

 ただしウェザーニュースの天気予報では、今夜は各地で雲が多く、北海道の一部を除き観測は「難しそう」。ウェザーニュースでは、午後5時からアンタレス食のライブ配信を北海道のなよろ市天文台から行う。北海道での出現時刻は午後6時44分ごろ(札幌)となっている。

各地の出現時刻(国立天文台のほしぞら情報より)

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