連日、危険な暑さが続いた今年の夏もようやく終わり。しかし、例年以上に酷使したエアコンには、水や汚れがたまり、カビ菌が繁殖してニオイが発生する原因になるとパナソニックは指摘する。
冷房運転の際に結露した水分がエアコンの内部にたまっていると、カビ菌が侵入して中で繁殖してしまう。カビは気温20〜30℃、湿度70%以上で最も繁殖しやすい。夏より湿気が多く気温が下がる秋は、カビの繁殖条件と合致している。
「夏のエアコン稼働時間が長ければ長いほど、エアコン内部に湿気がたまり、カビのエサであるホコリもたくさん付着してしまう。 使用していない秋の間にエアコン内で繁殖したカビが冬の暖房稼働時に吹き出すことになる」
パナソニックはエアコンから吹き出す風がどのようにカビ菌をまき散らすかを高感度カメラで撮影した動画を公開している。
では、どうやって対策すれば良いのだろうか。パナソニックは3つのポイントを紹介している。
エアコン内部を乾燥させることが、実はカビ対策に効果的。冷房運転の後に「送風運転」を3〜4時間行い、エアコン内部を乾燥させる。
パナソニック製品の場合はエアコン内部を加熱乾燥する「内部クリーン」機能を動かす。他社製品も上位機を中心に同様の機能を持つものがあため、説明書を確認しておきたい。
外したフィルターのホコリを掃除機で吸い、汚れが落ちない時は薄めた中性洗剤で洗う。陰干しをしてしっかり乾燥させる。
通風路やフラップなど、見える部分の拭き掃除をする。ただしエアコン内部の掃除には専門的な知識が必要になるため、掃除がしづらい場所の汚れが気になる場合やカビが繁殖していた場合は専門業者に依頼する。
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