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マイナンバーカードのシステムでも不具合 一部市区町村で転入手続きなどの処理遅延

» 2023年10月10日 14時59分 公開
[松浦立樹ITmedia]

 地方公共団体情報システム機構(J-LIS)は10月10日、一部の市区町村の窓口で、マイナンバーカードの電子証明書関係の手続きに遅れが出ていると発表した。システムの不具合によって処理が遅延しており、転入時に新しい「署名用電子証明書」を発行する手続きなどで問題が出ているという。

J-LISの発表

 署名用電子証明書は、オンラインでの行政手続きにおける本人確認の仕組み「公的個人認証サービス」で使うもの。e-Taxなどの電子申請など、オンラインで電子文書を作成や送信するときの本人確認に用いる。マイナカードの交付や有効期限切れの更新手続きには影響が出ていないという。一方、長崎県の長崎市役所では「マイナカードの交付もできない状況」と発表している。

長崎市役所では「マイナカードの交付もできない状況」に

 「住民及び市区町村の担当者の皆さまには、ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」(J-LIS)

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