NTTドコモは10月31日、グループ会社のNTTコミュニケーションズが、年内をめどに衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink(スターリンク) Business」の提供を始めると発表した。開始日や料金などの詳細は別途発表する。
主に法人向けのサービスで、例えば企業や自治体の災害時バックアップ回線や山間部の建設現場における遠隔監視といった用途を想定している。日本の領海内なら海上でも高速データ通信が行えるという。
ドコモは既に衛星電話サービス「ワイドスター」を提供しているが、「緊急通報を含む音声通話やFAX、データ通信用途にはワイドスターを、より高速なインターネットサービスの用途にはスターリンク」として棲み分ける考えだ。
スターリンクは、イーロン・マスク氏の宇宙企業SpaceXが提供するサービス。8月にはKDDIがSpaceXと提携し、「空が見える状況であれば圏外エリアでも通信できる」サービスを2024年内をめどに始めると発表している。
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