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ChatGPTユーザーは毎週1億人 著作権侵害防止の「Copyright Shield」追加

» 2023年11月07日 09時37分 公開
[ITmedia]

 米OpenAIは11月6日(現地時間)、サンフランシスコで初の開発者会議「OpenAI DevDay」を開催した。サム・アルトマンCEOは基調講演で、同社のAIチャットボット「ChatGPT」のユーザー数が、週当たり1億人になったと発表した。

 アルトマン氏はまた、企業向けの「ChatGPT Enterprise」がFortune 500社の92%以上に利用されていること、同社のAPIを利用する開発者は200万人以上になったことなども紹介した。

 100m OpenAIのこれまでの成果を発表するサム・アルトマンCEO

 基調講演には同社に出資する米Microsoftのサティア・ナデラCEOも登壇し、OpenAIと「AGIの構築で強力できることを嬉しく思う」と語った。

 nadella サプライズ登場したMicrosoftのサティア・ナデラCEO(右)を迎えるアルトマン氏

 DevDayでは、ChatGPT Enterpriseと開発者向けの新機能「Copyright Shield」も発表された。OpenAIの製品を使っている開発者と企業ユーザーがアプリやサービスに関する著作権侵害で提訴された場合、介入して擁護するというもの。保護対象に無料版および月額20ドルのChatGPT Plusユーザーは含まれない。

 同社が提供するChatGPT、GPT-4、DALL・E 3などの生成AIモデルは、Web上の既存の膨大な量の公開データを使ってトレーニングされている。

 既に米AdobeMicrosoft米Googleなどが同様の機能を発表済みだ。

 DevDayではこの他、ノーコードでChatGPTのカスタム版を作れるGPTsとその販売ストア、GPT-4 Turbo、開発者向けのAssistants APIなども発表された。


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