「肩に掛けるこたつ」は寒空の下でスマホを使うのに最適だった（1/2 ページ）

[芹澤隆徳，ITmedia]

「着るこたつ」に「巻くこたつ」「動けるこたつ」などなど……最近は比喩的に「こたつ」を名乗る防寒具や暖房器具が増えています。そんな中、個人的に「肩に掛けるこたつ」といいたくなる商品をAmazon.co.jpで発見し、衝動買いしてしまいました。

my new gear…

　それは「YVZAI」というブランドの「USBハンドウォーマー」。ヒーター機能を搭載したポーチで、両サイドから手を突っ込んで温まるという商品です。売価は1990円でした。

寒い日でも外でスマホを操作したい

　私は仕事を終えた後に「Pokemon GO」や「ドラゴンクエストウォーク」をプレイしながら散歩する深夜徘徊系位置情報ゲーマーなので、夏の虫と冬の寒さが天敵です（あと職質）。このため、冬が訪れる度に様々な防寒着を試し、記事で紹介してきました。

　2018年と19年にはワークマンの防水防寒スーツ「イージス」、20年はアウトドア向けジャケットの「FieldCore」、21年は「ヒーターベスト」。確かに、これらによってカラダの寒さは解消されましたが、一方で手指のような末端の寒さも切実です。

　とくにゲームをするにはスマホ画面を繊細に操作する必要があります。しかし寒い夜は手がかじかんでしまい、まともに操作できません。

　スマホ対応をうたう手袋や指先が出るタイプの手袋も試しましたが、布越しのためスマホを思うように操作できなかったり、操作はできても指先がひどく寒かったりと納得できるものはありませんでした。

スマホ対応手袋。操作できたり、できなかったりするのがストレスでした

指先が出る手袋。当然ですが、指先が寒いんです

　使い捨てカイロは？　と言われそうですが、握っても手の内側しか温かくなりませんし、そもそもパワーが足りません。

　冬でもスマホは素手で操作したいけど、寒いのはイヤ──そんなワガママに対応できるのが、今回導入した“肩に掛けるこたつ”というわけです。

　ちなみにワークマンからも似たコンセプトの「ドロップテック 中綿ハンドポーチウォーマー」が販売されていますが、こちらはヒーター機能を搭載していないので今回はパスしました。来年の製品に期待したいと思います。

ワークマンの「ドロップテック 中綿ハンドポーチウォーマー」。1900円

外観は完全にポーチ

　さて、改めて“my new gear”ことUSBハンドウォーマーを見ていきましょう。外観は完全にポーチ。しかし中にはヒーターが入っていて、USB接続のポータブルバッテリーで中を温めます。