中国XREAL(旧Nreal)は1月7日(現地時間)、ラスベガスで開催のCES 2024で、ARグラスの新モデル「XREAL Air 2 Ultra」を発表した。日本でも予約を開始しており、日本での販売価格は9万9800円。3月31日までに出荷開始の予定だ。
コンピュータビジョン機能を備えたデュアル3D環境センサーによる6自由度(6DoF)が特徴。フレームはチタン製で、「ファッション性も高い」としている。視野もAir 2の46度より広い52度になった。重さは8グラム重い80グラム。
発表文には「Apple Vision ProやMeta Quest 3などの競合デバイスに代わる手頃な価格の製品を提供することで、空間コンピューティング開発者コミュニティを活性化する準備ができている」とある。米Appleは「Apple Vision Pro」を昨年6月のWWDCで発表したが、具体的な発売時期はまだ不明だ。価格は約50万円。米MetaのMeta Quest 3の日本での販売価格は7万4800円。
デュアル3D環境センサーにより、装着者の環境をマッピングし、ハンドトラッキングなどの機能を有効にできる。これにより、同ARグラス向けの開発者は、従来のようなゲームやアプリだけでなく、物理空間とデジタル空間を融合したアプリを構築できるようになる。XREALは向こう数カ月中に開発者向けにNRSDK 2.2をリリースする計画だ。
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