誠文堂新光社の子供向け科学雑誌「子供の科学」が、1月10日発売の「2024年2月号」で生成AIを特集している。執筆にAIを取り入れた小説で文学賞「星新一賞」の優秀賞を受賞した葦沢かもめさんも協力した。
特集「生成AIを安全に使うガイド」では、生成AIとは何か? といった基本的な情報から、ChatGPTを使った実例集など使いこなすポイントを紹介。有償版ChatGPT(GPT-4)を使ってAI小説を書く方法も解説した。
葦沢かもめさんは10日、自身のXアカウントで生成AIを使った小説の書き方を誌面で解説していると報告。その上で「未来の新しい作家が生まれるきっかけになればうれしいです。(子供の科学は)今年で創刊100周年とのことなので、200周年にも参加できるように長生きします」とポストした。
葦沢かもめさんは、民間企業でデータサイエンティストとして働きながら、AIを使った小説を趣味で執筆しているという。22年の第9回日経「星新一賞」では、葦沢さんの「あなたはそこにいますか?」が一般部門優秀賞(図書カード賞)を受賞し、AIを利用した作品が初めて入選したと話題になった。
子供の科学は、1924年創刊の老舗科学雑誌。今年の10月号で創刊100周年を迎える。
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