味の素は2月13日、シリコンバレーにコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の拠点を新設したと発表した。同社のCVCはこれまで日本国内で活動していたが、新拠点を設立し、米国スタートアップとのつながりや情報収集を強化する。
「米国拠点設立は、次世代事業創出を通じた成長戦略の実現に向け、当社が新組織として発足させた『イノベーション戦略チーム』によるグローバル展開の一環。同組織が米国において先端技術や革新的な事業を有するスタートアップなどの協業パートナー候補の選定、分析を進める上で、拠点をシリコンバレーに構えることが必要であると判断した」(味の素)
味の素は2023年に発表した中期経営計画で「ヘルスケア」「フード&ウェルネス」「ICT」「グリーン」領域の強化を掲げている。同社のイノベーション戦略チームではCVC事業などを通して、同領域で協業の可能性があるスタートアップの選定・分析を進めているという。
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