米Googleは2月21日(現地時間)、8日に予告した生成AIサービス「Duet AI for Google Workspace」の「Gemini for Google Workspace」へのアップデートを日本を含む150カ国で開始したと発表した。
これにより、企業向けGoogle Workspaceの顧客は、Geminiのハイエンド「Gemini Ultra」のバージョン1.0をGmailやドキュメントなど、Workspaceの各サービスで利用できるようになる(ただし、まだ英語でのみだ)。
さらに、Geminiとチャットできる新しいスタンドアロン体験(Gemini Advancedのことと思われる)も含まれる。
Gemini for Google Workspaceは、従来の「Google Workspace Enterprise」プランにに加え、新たに低価格の「Gemini Business」アドオンでも利用できるようになった。このアドオンの価格は、年間契約で1ユーザー当たり月額2260円(詳細はこちら)。
なお、個人ユーザーで「Google One AI Premiumサブスクリプション」に加入しているユーザーも、個人のGmail、ドキュメント、スライド、スプレッドシート、MeetでGeminiにアクセスできるようになったが、スタンドアロンのGemini Advancedを使うには、別途月額2900円を支払う必要がある。
Google One AI Premiumに加入した本稿筆者も既にGmailなどでGeminiを使えるようになっているが、スタンドアロンのGemini Advancedと異なり、日本語はまだ通じない。
Googleは同日、開発者向けの生成AIのオープンモデル「Gemma」(ラテン語で「宝石」という意味、ジェンマ)も発表した。
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