神奈川県は2月21日、ベンチャー企業と協力し、新事業を創出したい企業の募集を始めた。社外の人材などと柔軟に協力しながらイノベーションを生み出す「オープンイノベーション」を支援する取り組みの一環。DX(デジタルトランスフォーメーション)や脱炭素につながる場合は、金銭的な補助も検討する。
神奈川県内に拠点があり、ベンチャーと連携したい意欲や事業テーマがある企業を15〜20社募る。募集期間は3月25日まで。採択企業が決まった後、各社の事業テーマに沿ったベンチャーを神奈川県がマッチングし、事業化に向け支援する。
採択企業とベンチャーによるプロジェクトのうち、特に有望なものについては、サービス開発や実証にかかる資金の補助も検討する。DXや医療対策、SDGsなどに関するテーマの場合は最大500万円、脱炭素に関する者は最大750万円を補助するという。補助の可否は別途審査する。
神奈川県は2020年度から年次で同様の取り組みを行っており、これまで49件のプロジェクト創出につながったという。従来は事業テーマについて指定していなかったが、行政の課題解決につながるプロジェクトを推進するとして、DXや医療対策などに支援する方針になった。
最近よく聞く「CVC」って? 仕組みや活用方法を解説 オープンイノベーションの相手を探す手段になる訳
オープンイノベーションを成功に導く7箇条 日本企業に足りない考え方とは?
経産省・NEDOが生成AIの「基盤モデル」開発支援へ GoogleもGPU搭載スパコン提供
日立、生成AIベンチャーと協業模索 年末に向け事業化目指すCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR