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ケーブルが全部Type-Cだと!? マネフォの「情シスが作ったオフィス」、実際に行ってきた【動画あり】写真で見るITオフィス戦略【動画あり特別版】(2/3 ページ)

» 2024年02月29日 12時00分 公開
[吉川大貴ITmedia]

早速見てみる、情シスが作ったオフィス

 今回お邪魔したのは、JR山手線田町駅から近くにある「msb(ムスブ) Tamachi 田町ステーションタワーS」20階にあるオフィススペース。オフィスは大まかに執務スペース、会議室、ウェビナーや社内イベント用のスタジオ、交流スペースである「コネクト」などで構成される。

ケーブル(ほぼ)全部Type-Cな執務室

 執務スペースの特徴は、各デスクにHDMIケーブルなどがなく、USB Type-Cだけで給電・モニター入力・有線LAN全てに対応できること。煩わしいケーブルの多様性を意識しなくていいようになっているわけだ。

 それとは別に、スマートフォンなどの充電用にLightningケーブルとUSB-TypeCケーブルが1本ずつ備え付けてある。私用デバイスを充電してはいけないなどの決まりもなく、自由に使っていいという。ケーブルも散らかっておらず、見えないところに束ねられていた。

photo 各席備え付けのケーブル。LANケーブルは変換アダプターで“Type-C化”している

会議室もケーブル1本でカメラ・マイク利用

 会議室は広さごとに複数の種類が存在する。例えば6人程度の利用を想定したものから、1on1専用のもの、Web会議用のブースなどさまざまだ。特徴は、一部の会議室に備え付けてあるJabra製サウンドバー。音声入力・出力はもちろん、広角な映像を撮れるカメラも内蔵しており、部屋にいる全員を映すことができる。

photo 会議室備え付けのサウンドバー。接続はもちろんType-C1本
photo Web会議の様子

 接続はもちろんType-C1本だ。常設型のテレビ会議システムは他にもさまざまなサービスが存在するが、すでに全社員にZoomのアカウントを配布していることなどから、比較検討の末に現在の形になったという。

 各会議室の入り口には、入退室を管理できるタブレット端末も設置。同社は会議室の予約や利用時間をGoogleカレンダーで管理しており社員がPCやスマートフォンの同アプリから「いつからいつまで使う」を入力・確認する仕組みだ。

photo 会議室備え付けのタブレット端末

 ただ、いちいちGoogleカレンダーを操作するのは面倒と感じる人もおり、実態に沿った入力がなされない可能性もある。そこで、備え付けのタブレット端末からも利用開始・終了を入力できるようにした。これにより「カレンダー上は埋まっているが、実際は誰も使っていない」「逆に、使っているけどカレンダー上では空室」を防いでいるという。

イベント用スタジオ・交流スペースも

 スタジオにはカメラやスイッチャー、リングライト、レフ版、照明などを完備。主に社内イベントやウェビナー実施用のスペースとして使っているという。また、スタジオを出てすぐの位置にはランチや終業後に社員同士がコミュニケーションを取るスペース「Connect Area」も存在する。

photo スタジオ

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