独ライカカメラは3月7日、フルサイズミラーレスカメラ「Leica SL3」を発表した。3月16日に発売予定で、同社オンラインストアの価格は110万円。
イメージセンサーは、6000万画素のフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを採用。画像処理エンジンとして「Maestro IV」を採用。画素数を1800万、3600万、6000万画素に切り替えできる「トリプルレゾリューションテクノロジー」を搭載する。ISOは50〜10万までカバー、ダイナミックレンジは15ストップをほこる。
AFは、位相差検出(PDAF)、デプスマップ(物体認識AF)、コントラスト検出方式の3つを組み合わせたハイブリッドAFを採用。インテリジェント被写体検出機能により、動きのあるシーンでの撮影もカバーする。5段分のボディ内手ブレ補正も搭載し、LマウントレンズだけでなくMマウントレンズのポテンシャルも高められるとしている。
動画機能として8K(29.97fps)撮影に対応。H.265やApple ProResなどのコーデックをサポートする。10bitの内部収録が可能で、4K(60fps)、フルHD(119.88fps)も撮影できる。また、タイムコード用インタフェースを装備する他、外付けモニターや外部記録メディアとの接続用として、HDMI 2.1に対応したフルサイズポートを搭載するなど、プロ用途も視野に入れている。
ボディは前モデルよりも小型軽量化(バッテリー込みで853g)。IP54相当の防塵・防滴性能を確保している。233万ドットの液晶パネルはチルトタイプ、EVFは576万ドットの高解像度タイプで、120fpsの高フレームレートで表示できる。
インタフェースは、CFexpress Type Bスロット、SDカードスロット(UHS-II)、USB Type-Cポート(データ転送、テザー撮影、充電用)、フルサイズのHDMI 2.1ポート、マイク/ヘッドフォン端子を採用する。BluetoothとMIMO技術を利用したWi-Fi接続により、専用アプリ「Leica FOTOS」と高速かつ安定した接続が可能。「Made for iPhone」「Made for iPad」の認定も受けており、USB Type-Cケーブルを使って、iPhoneやiPadとの直接接続が可能という。
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