パナソニックは4月10日、中古の家電を再生し、1年間のメーカー保証を付けて販売する“リファービッシュ品”の対象製品を10カテゴリーに拡大すると発表した。公式ECサイト「Panasonic Store Plus」を使って販売と定額利用サービス(サブスク)を行う。
10日に追加した製品カテゴリーは、ポータブルテレビ、Blu-ray Discレコーダー、ミラーレスカメラ、冷蔵庫。9月にはさらに電子レンジと炊飯器を加え、10カテゴリーとする計画だ。
再生する製品は、初期不良で返品されたものや、定額利用サービスで返却されたものなど。価格については「それぞれ状態が異なるため一概には言えない」ものの、例えば現行品の洗濯機は新品より2割ほど安い値付けになっているという。
パナソニックは、2023年12月からドラム式洗濯乾燥機と4K有機ELテレビでリファービッシュ品の販売を行っており、購入者アンケートでは「総合満足度は89%。『価格面やSDGsの側面からみても良い買い物ができた』『中古品と感じさせない仕上がり』といった評価を得ている」という。
同社は「再生中古品の販売で儲けようという段階ではない。まずは中古品を安心して使ってもらうための再生スキームを構築する」と説明。「ユーザーが家電を安心して使い続けられることが、環境負荷への配慮にもつながると考えている」としている。
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